自宅にて

2006年1月7日 読書
ISBN:4789726584 単行本 新藤 晴一 ソニーマガジンズ 2005/12/24 ¥1,890

買っちゃった〜。んで,1晩で読破。電車の中でも読んだけど,一気に読めます。

通販限定版も気になったのだけれど,個人的にはポルノについては写真よりも文章,文章よりも動画,動画よりも音楽,音楽よりもライブって言う順位なので(?)値段も高いし通常版で。それでもちょっと高いけど,ちょうど図書カードももってたし。

イメージとしては普段のブログを推敲しまくって作った感じがするなあ。そりゃ出版物なんだから当たり前だけど。
つまり,私としてはかなり好みです。

狙ってたのか偶然なのか,結論が出ないでぷつりと切れるのが多かったです。(自分でも書いてたけど)
それをあとがきでうまくまとめられて,なるほどね〜と。改めてうまいなと思いました。書いてたときは無意識だったのかもしれないけど,読み返したときにどう自分の中で解釈するかのウマさが文章のウマさにつながるのかなあ。

ただ,ちょっと気になったのが,ハルイチさんの文章自体じゃないのだけれど,タイトルと本文がわかりにくくて,左ページ始まりで始まるときに一瞬違和感。どこで終わったんだ?って読み直しちゃったり。
あと,いつの本に掲載されたのかとか,いつ書いたのかが本文中から推測するしかないのがちょっと物足らない。○月○日って本文中に書いてあっても,何年だかわからないと状況が読みにくいじゃんね。これもなんか狙いなのかな?でも最後に何年何月号掲載ぐらい書いてくれてもいいと思うんだけど。

過剰にロマンチストでもなく過剰にリアリストでもない,そして時々等身大のネタにクスッと笑わされてしまう(というか,電車の中で読んでたら顔がゆがむ…結構危険),特に初期の文章はほほえましいなあ。過去のハルイチさんの日記を思い出してしまう。
確かに他の雑誌のインタビューよりも,いろんな気持ちが見られてよかったなあ。

一つ一つの文章を切り取って紹介することはなんとなく本人の意思と違うような気がするので,紹介はしませんが,買ってよかったなとは思いました。
いい意味で,すごく身近に感じました。立ち位置は違うけど,そして行動自体もぜんぜん違うし発言も違うのに,それでもうんうん,そう思う。って思えることがたくさんありました。もちろんすべての意見に同意できたわけではないけど,それでも読んでよかったと思います。またライブに行きたくなっちゃったなあ。

…ブックレビューって難しいなあ。感想文も苦手だったしな〜。でも,昔と変わったのは感想文と違って,自分のために文章に書いて残しておきたいと思うようになったことなのかな。

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